<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2006年03月09日

【流通】日本IBM、小売業向け次世代店舗ソリューションを発表

――IT機能の強化と流通効率化――

日本IBMは、小売業向けの次世代店舗ソリューション「リテールストア・ソリューション」を発表する。
リテールストア・ソリューションは、日本IBMの大和研究所で開発した、生鮮・グローサリー・日配などに関する発注支援のアプリケーション「EOB(Electric Ordering Book)システム」と、国内ブレードサーバー市場で3年連続シェア1位の「IBM (R) BladeCenter (R) 」を組み合わせ、さらに、本部のデータベース設計、既存システムとの連携など関連するシステム構築を含めたソリューション。
ソリューションの価格は、一例として、50店舗のチェーンで、各店舗に設置されているサーバーを、本部の「IBM BladeCenter」に集約する場合、1,000万円程度から。
ソリューションの効果は、業態や店舗数によって異なるが、50店舗程度を対象とした店舗支援ソリューションにおいて、既存のサーバーを「IBM BladeCenter」で統合することにより、ハードウェア費用と機器設置スペースの削減、運用保守の簡素化などにより、ハードウェアの観点では50〜80%程度のコスト削減が見込まれる。
さらに、大和研究所で開発したアプリケーション「EOBシステム」を活用することにより、食品スーパーの場合、廃棄、過剰在庫、機会損失などのロスを30〜50%程度削減できると見込んでいる。
小売業にとって、情報システム投資は必要不可欠となっているが、ハード・ソフト導入コストの削減だけでなく、導入効果として廃棄・過剰在庫・機械損失の削減によるチェーンオペレーション強化が期待される。流通効率化とIT機能の強化がより密接な時代となりつつある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:31| 流通