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2006年04月12日

【流通】中央無線タクシー、決済に「Edy」を順次採用

――決済プラットフォームを軸とするマーケティング――

中央無線タクシー協同組合とビットワレットは、ビットワレットが運営するプリペイド型電子マネー"Edy"を、中央無線タクシー加盟のタクシー全車両(約2,500台)に、2006年8月から順次導入することに合意した。なお、タクシー無線組合全車両での電子マネー"Edy"導入は、全国で初めてとなる。
また、中央無線タクシーとビットワレットは、"Edy"を活用したポイントシステムや会員サービスの構築に向け、共同で検討を進める。
中央無線タクシーでは、Edy決済がこれまでのカード決済と違い、オフラインで行われる為、ユーザーの支払い時に通信環境を気にしないで済むことや、タクシー乗務員との小銭・釣り銭のやり取りがなくスピーディーに支払いができることなどから、顧客満足の向上に寄与するものと期待している。あわせて、"Edy"が、全国でサービスを展開していること、かつプリペイドの仕組みで誰でも使えるという特徴から、幅広い層のユーザーが今後もますます見込めることが今回の導入の決め手となった。今回のEdy導入にあわせ、新たに数社のメーカーにてタクシーメーターと連動したEdy決済機能搭載の車載端末を開発することになる。ビットワレットは、引き続き全国各地のタクシー会社でのEdy導入を働きかけていく。
今後、各地を運行するバスやタクシー、あるいは鉄道などの旅客運送サービスにおいてEdyを活用した運賃決済のプラットフォームが整ってくる可能性がある。運行地域近辺の百貨店や駅前施設などのショッピングなど、今後は商品・サービス流通を含め決済プラットフォームを軸とした複合型マーケティングが進んできそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:34| 流通