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2006年01月25日

【知識】三井住友銀行、「国際環境室」を設置

三井住友銀行は、環境・社会等に配慮した金融業務の更なる拡充を目的として、国際審査部に「国際環境室」を設置した。同室では、海外プロジェクトファイナンスに関する環境評価体制の整備ならびに環境評価を行う。
海外におけるプロジェクトファイナンス、特に、発展途上国における事業を対象とするものについては、その実行に際し、環境・地域社会への影響を十分検討することが国際社会から求められている。国際環境室は、このような要請に応え、同社の企業としての社会的責任(CSR)を果たすとともに、より高品質の国際金融サービスを提供していくことを目的に設置されたもの。また同社では、併せて「エクエーター原則」を採択した。
今後、国際環境室を中心に、エクエーター原則※に基づいた環境評価体制を早期に確立して、より一層環境に配慮した与信業務の運営に努めていく。
環境問題への取り組みが、企業価値に大きく影響する中、銀行としての与信管理面でもこうした評価を適正に行う必要性が出てきた。環境問題への取り組みは、ロジスティクス的な視点として、資金調達面でも影響してくるようになってくる。

※ 「エクエーター原則」とは、プロジェクトファイナンスの実行に際して、事業の環境・地域社会への配慮に関する自主ガイドラインで、世界の主要38金融機関(平成17年12月末現在)が採択している基準。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:38| 知識