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2006年02月03日

【知識】ダイキン、ビル空調の省エネシステム開発

ダイキン工業は、業界No.1の省エネ性とコンパクト化を達成すると共に、遠隔からの機器の最適運転化で省エネが実現できる遠隔チューニング機能を新搭載したビル用マルチエアコン「Ve−upIII」シリーズを基幹とし、Webサーバー機能など新たな機能を搭載して遠隔操作・監視や空調機以外との連動制御を強化した新「Ve−upコントローラー」と組合せてビル空調の省エネ・省管理を実現した。さらに同社「遠隔チューニングサービス」を利用して、機器の設置状況・使われ方に応じた最適な運転状況にチューニングすることで、さらなる省エネ運転を実現する「ビル空調省エネマネジメントシステム」として、2006年7月より新発売する。
「Ve−upIII」シリーズに新搭載の遠隔チューニング機能により、配管長や高低差など機器の設置状況にあわせた凝縮温度制御や各建物の実負荷にあわせた蒸発温度制御、さらにはピーク電力低減制御のための上限周波数制限などの制御を遠隔から最適チューニングすることで、機器の設置状況や使われ方にあった省エネを実現し、年間電気代は、60Hz地区・2000m2クラスの事務所ビルで、最大約20%の削減(同社試算)が可能。  
新「Ve−upコントローラー」では、従来の年間スケジュール管理や電力按分データーの管理などの機能に加え、新たにWebサーバー機能や簡易連動機能などを搭載。
Webサーバー機能は、パソコンからブラウザソフトを利用して空調機の操作・管理が可能で、インターネットを利用すれば複数の離れた建物の空調機を1台のパソコンでまとめて一元管理することができる。さらに簡易連動機能で、カギや照明との連動で消し忘れ防止など多様な管理ニーズへの対応が容易に実現できる。
同システムの開発に至り、市場ニーズに適合するソリューションシステムを構築する上で、関連するノウハウを所有する多部門間におけるロジスティクスが機能していると考えられる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:54| 知識