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2006年03月03日

【知識】バンダイ「バンダイホビーセンター」稼働

バンダイで模型事業を展開するホビー事業部の新生産拠点「バンダイホビーセンター」が今月より静岡県静岡市にて稼働を始めた。1980年7月に生産・販売を開始した初代「1/144ガンダム」以来、およそ25年で累計約3億7000万個のガンダムプラモデルを生産してきた「静岡ワークス」の後継施設となる。従来の生産工場から広く地域との共生を目指した施設として生まれ変わった。
新施設は「技術の進化・発展」、「地球環境との共生」、「感動創造」の3つをテーマに建設された。
「技術の進化・発展」については、生産設備の全面見直しを実施し、ファクトリーオートメーションと新生産システムを導入することで、バンダイグループ全体のものづくりにおける「技術の進化」・「生産効率の最大化」・「品質の飛躍的な向上」に寄与することを目指している。
「地球環境との共生」については、重要な経営ファクターである「CSR活動」の一環として積極的な環境保全に配慮した施設となっている。例えば、大型のソーラーパネルを壁面に設置し年間56,000kwhの太陽光発電を行い、雨水・地下水を年間2,000t再利用する浄化システムを備える。現在も行っているプラスチック原料のリサイクルを推進しゼロエミッションを達成し、将来的には玩具業界初のグリーンファクトリー認証を目指している。
「感動創造」については生産施設でありながらエンターテインメント要素を取り入れ、エントランスショールームや施設内部の見学ルートを整備し、一般開放を行う。
新たな生産拠点の開設にあたり、3つのテーマに基づき、施設設計や設備が導入されており、ロジスティクス戦略が伺える。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:23| 知識