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2006年03月08日

【知識】住友商事、物流事業会社3社を統合

住友商事は2006年4月から全額出資の事業会社である住商ロジスティクス(以下SLC)、スミトランス・ジャパン(以下STR)及びオールトランス(以下ATC)を統合し、新会社を発足させる。この統合により、物流事業会社の機能集中と効率化を図り、競争力の強化を狙う。
従来、住商グループからの物流業務受託を中心とするSLC、社内外への国際輸送を主業務とするSTR、国内物流センター・3PL事業を行うATCと事業の住み分けを行ってきたが、物流の高度化・グローバル化が進む中で一部業務において重複が発生していた。今回の統合により業務の効率化を図り、顧客に対してワンストップサービスなど高付加価値なサービスを提供することにより競争力を強化し、収益力の拡大を狙う。重複している業務の効率化を狙い、特殊精密品物流等の専門部隊を集結させることにより従前以上に海外事業会社との共同ワークが円滑に行え、原材料物流から製品物流などへの事業拡大が見込まれる。また将来的には住友商事が海外で展開している17社の物流事業会社をネットワークに取り込むことによって、国際大型物流網を構築することを視野に入れている。
これまで機能ごとに住み分けていた物流事業者の統合により、重複事業の効率化や、新たなネットワーク網の構築、一括物流提案力の向上が期待される。グローバルな調達、販売活動を行う大手総合商社のロジスティクス機能として期待される。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:19| 知識