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2006年03月30日

【知識】沖データ、マレーシアに事業拠点を設立

沖データは、マレーシアの首都クアラルンプールにプリンタと複合機の事業拠点を設立し、今月から業務を開始した。新拠点は、同社のマレーシアにおける初めての事業拠点となる。成長が見込まれるマレーシアプリンタ市場において、ビジネスパートナーやユーザーとの密接な関係を構築し、2007年度にビジネス向けドットプリンタで20%、カラーページプリンタで10%のシェア獲得を目標とし、官公庁、企業ユーザをターゲットに販売注力していく。
マレーシアのビジネスプリンタ市場(インクジェットを除く)は、年間20万台の市場規模があり、ASEAN地域第2位の大型市場である。特に現在はモノクロページプリンタ市場が大きく、今後カラーページプリンタ市場が年率28%以上の速度で急速に成長するものと予想される。
マレーシア市場において同社は、1989年からドットプリンタの販売を開始し、政府機関を中心に信頼性の高さと使い勝手のよさで多くの納入実績をおさめている。また、2003年からカラーLEDプリンタを販売し、政府機関、官公庁を中心に使用されており、印字品質の高さと印字速度の速さでユーザの高い評価を得ている。
今回事業拠点を設立し、現地に根付いたマーケティング、コンサル活動を強化し、全国規模の保守体制を構築することで、ITチャネル、量販チャネルの開拓、およびCS向上策を展開する。成長著しいマレーシアのカラーページプリンタ市場において、企業・官公庁市場もターゲットに加え、販売代理店支援プログラムを展開して、拡販を目指す。
一般的な市場規模予測だけでなく、同社の実績やノウハウをもとに、顧客層別の販促戦略の考案、商品開発、製造、輸送などのサプライチェーンをもとに、最適な活動拠点を決定したと思われ、主要地域での中長期的な成長戦略をにらんだロジスティクス的な取組みといえる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:00| 知識