<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2006年05月24日

【流通】ソネット・エムスリー、携帯版医師相談サイトを構築

――ネットとリアルをまたぐ新たな医療体制が求められる時代へ――

ソネット・エムスリーは、医師に相談できるQ&Aサイト「AskDoctors」をモバイル化、ボーダフォン Vodafone公式サイト「AskDoctorsMobile」として5月17日よりスタートした。
医師に質問できるQ&AサイトPC版「AskDoctors」は05年12月の本格稼動から4ヶ月で利用会員数約9万人となった。質問に対する24時間以内の回答率も約90%とサイト開設当初から継続して活発なやりとりがなされている。一般ユーザーから「回答の正確性・信頼性」がサイトの満足点として挙げられているだけでなく、回答者である医師も9割以上の人が「患者の知りたい点が深く理解できる」としてサイトの存在意義を評価しており、両者がそれぞれにメリットを感じていることが、サイトが活発化している要因と考えられる。
「AskDoctorsMobile」は4月20日から既にKDDI Ezweb版でのサービスが開始しており、順調にモバイル会員数も増加している。PC版では30代〜40代女性の登録が最も多く、自身の美容や健康の悩みに加え、出産、育児、さらには両親の介護等、初めて直面する疑問が多いうえに、頻繁な外出が困難なことが「AskDoctors」サービス活用の最大の要因と考えられる。今回、場所を選ばずいつでも質問可能、医師からの回答が得られると携帯メールで通知されるなどより便利になった「AskDoctorsMobile」の提供を更に広げるため、KDDI EzwebサービスにつづきVodafoneにて5月17日より公式サイトとしてサービスを開始した。
「AskDoctorsMobile」では、PC版とデータベースを共有することで、既に「AskDoctors」に寄せられている7万ページ以上のQ&Aコンテンツを随時携帯でも閲覧できる。今後も、より多くの人へサービス供給を目指し、他社携帯での提供も検討する。
モバイルの場合、普及率や、場所を選ばない融通性などから、ユーザー数が一気に拡大することも考えられる。今後このサービスに対し、WEB型の簡易診察サービス、カウンセリングのようなイメージが一般ユーザーを通じて広く浸透してくる可能性があり、今後はコンテンツの拡充はもちろん、病院など、リアルの医療サービスとの連携の仕方といった発展プロセスも注目される取組みである。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:55| 流通