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2006年06月28日

【流通】UFJニコス、富士山の山小屋でクレジットカード決済を開始

――景勝地などでも活用進むモバイル決済――

UFJニコスは本八合目富士山ホテルと、いわゆる"山小屋"では初となるクレジットカード加盟店契約を結び、7月1日の富士山山開きに合わせ、モバイル決済端末(CAT)を使ったカード取り扱いを開始する。
本八合目富士山ホテルは、吉田・河口湖口登山道の本八合目(標高約3400m)にある山小屋で毎年夏の登山シーズン(7/1〜8/31)のみ期間無休・24時間営業を行っている。同ホテルは最大約450名の宿泊・休憩が可能で、飲料水や携帯用酸素など登山必需品の販売や食堂も運営、宿泊者は年間約8,000名を数え、富士山登頂を目指す登山者に欠かせない存在となっている。夏の富士登山は大変人気が高く、海外からの旅行者を含め登山者は毎年20万人を超え、以前から外国人を中心に山小屋でのカード支払いを希望する声が多く聞かれ、登山者への一層のサービス向上や利便性アップにクレジットカード決済の採用が効果的と判断したため、UFJニコスとの提携につながった。
なお、今回使用するクレジットカードの信用照会端末は標高が高いことによる落雷の危険性を考慮し、決済データの無線通信が可能なモバイル決済端末を選択した。また、利用できるカードは、NICOSカード/UFJカード(提携カード含む)のほか、VISA/MasterCardブランドの全クレジットカードとなる。
モバイル決済端末のメリットを活かし、従来では考えにくかった場所にてカード決済を可能にしている。都市部以外においても、人口が集中する地方の景勝地などでは、宿泊施設や売店などにおいてモバイル決済プラットフォームの整備が一段と進んできそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:21| 流通