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2006年07月05日

【流通】ドン・キホーテ、次世代型コンビニエンスストア事業を展開

――商品調達ルートの構築方法などにも注目される取組み――

ドン・キホーテは、中食専門のコンサルタント会社であるデリシステム・プランニング(以下DSP社)と業務提携し、中食厨房によるできたての惣菜・弁当コーナーを物販スペースと融合した「次世代型コンビニエンスストア事業」に本格参入する。
今回、当該事業における実験店1号店を8月下旬に東京都渋谷区西原1丁目にオープンする予定となった。
この渋谷西原店(仮称)では、同社の既存フォーマット「ドン・キホーテ」の約4万点にのぼる商品アイテムの中から小商圏店舗にふさわしい商品約1万8千アイテムを厳選し、約200m2の売り場の中に展開する。
また、業務提携先であるDSP社の豊富な経験やノウハウをもとにした店舗内厨房を設置して、できたての惣菜・弁当の提供と運営にチャレンジしていく。
新店舗では、既存コンビニエンスストアとの差別化を図るため、個食対応のスモールポーション商品、日配品の充実や、既存ドン・キホーテの品揃えに加え、高付加価値系商品、作り置きに頼らない惣菜・弁当の24時間体制での販売、保存料・着色料フリーの食材を用いた健康志向の惣菜・弁当の提供など、独自の戦略を打ち出す。
弁当販売や同社の既存商品アイテムを活かした物販の展開などにも注目されるが、広範な取扱商品、長時間営業の店舗経営を軸とする同社の既存商品供給網の活かし方など、バックヤードの展開も独自性のあるものとなりそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:45| 流通