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2006年08月21日

【流通】サントリーなど食品大手、段ボール原紙を共同購入

――共通プラットフォーム作りへのアライアンス――

サントリー日清食品ハウス食品永谷園の食品メーカー4社は段ボール原紙の共同購入を開始した。原紙の厚さなど規格ごとに4社一括で製紙会社に発注することで価格交渉力を高め、購入コストを削減する。製紙会社の原紙値上げに対応する狙い。原油高などを背景に原紙は今春から約1割上昇している。今後、同業他社による共同購入が増えそうだ。
共同購入の対象となるのは商品配送用の段ボールの原紙。4社が原紙の規格ごとに必要な原紙量を一括して製紙会社に提示し、単価の引き下げを求める。具体的な仕入れ価格などは今後詰めるが、大幅なコスト削減につながると見ている。発注する製紙会社は1社に集約せずに当面は原紙の規格ごとに数社を使い分ける方針。価格を競わせ、仕入れコストをできるだけ下げる。アライアンス効果がどのくらいでるか今後も注目したい。

 

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:54| 流通