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2006年07月14日

【知識】マツモトキヨシ、スーパー事業から撤退

マツモトキヨシは、平成18年7月12日開催の取締役会において、平成18年8月20日をもって、スーパー事業から撤退することを決議した。今後同社は、薬粧事業およびホームセンター事業を主力事業として、引き続き事業拡大に注力する方針である。
マツモトキヨシは、1976年9月より千葉県を中心に食品スーパー店舗を展開し、地域住民の方々から非常に高い支持を受けてきた。しかしながら、近年、スーパー業界の競争が激化する中で、大型で複合型ショッピングセンターの開発などが急激に進むなど、競合も増し、価格的にも競争が熾烈化している。
この様な環境の中、同社では品揃えや価格等競争力の強化や一層のコスト削減など、収益改善に努めてきたが、同社を取り巻く外部環境は引き続き厳しいものが予想され、将来の発展的拡大が期待できないことから、これ以上経営資源を投下し続けることは難しいと判断した。
当該事業からの撤退は、採算性の問題に加えて、現在推進している中期経営計画における専門機能の強化と効率化の追求により、各事業の収益性・成長性、並びに戦略などを総合的に見直した結果、主力事業の薬粧事業に経営資源をより一層集中的に投入し、グループ全体で企業価値を高めることが得策であるとの判断から実施。
将来的な成長ビジョンにおいて主力事業の成長性を優先したロジスティクス的な判断に基づくものといえそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:14| 知識