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2006年07月20日

【知識】日産自、部品輸出拠点をタイに設立

日産自動車は、自社のグローバル生産工場へ自動車部品を供給するための輸出拠点をタイ・バンコクの南東130キロに位置するラム チャバンに設立する。2007年1月に本格稼働する予定。
新設する輸出拠点の敷地面積は4万平方メートルであり、本格稼働時には部品運搬用の40フィートコンテナ約1080本/月の輸出を見込む。なお、2007年の取り扱い出荷額は年間3億USドル(約345億円)を見込んでいる。これが実現すると、日産の部品輸出拠点としては日本に次いでグローバルで第2の規模となる。
日産のサプライ・チェーン・マネージメント担当の執行役員は「タイの自動車産業の急速な成長により、同国で生産される自動車部品の品質は世界水準に到達した。今回の輸出拠点の設立は、グローバル購買戦略の一環であり、この活用により日産車のコスト競争力が更に上がるだろう」と述べた。
出荷部品はタイに生産拠点を置く約90社のサプライヤーから調達する予定である。具体的には、メキシコ等で生産されるコンパクトカー「ティーダ」用の車体パネルや内装部品などが輸出される。
日産は4月に中国・上海にも部品輸出拠点を設立しており、2007年8月には、インドネシアに同様の拠点を設立する予定である。同社はこれらの取組みを通じ、中期経営計画「日産バリューアップ」におけるブレークスルーの1つとして掲げる「競争力のある国々からの部品調達」を更に促進していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:07| 知識