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2006年08月08日

【知識】キリン、ロシアで「キリン 一番搾り」生産開始

キリンビールは、2006年7月28日、同社の欧州における統括会社であるキリン・ヨーロッパ社(以下KEG社)とノースウインズディストリビューション社(以下NWD社)の間で、ロシア市場におけるキリンブランド商品の製造および販売に関するライセンス契約を締結し、ロシアでの現地生産に9月から切り替えることを決定した。
現在、ロシアにおけるキリンブランド商品は、英国チャールズウエルズ社に製造を委託し、KEG社を通じ、NWD社が販売しているが、今後は、NWD社が、ロシア市場向けの「KIRIN ICHIBAN(キリン 一番搾り)」の製造を、ハイネケンロシア社の子会社であるイワンタラノフ社カリーニングラード工場に委託する。なお、販売については従来通り、NWD社が行う。今回、ロシアでの現地生産を開始することで、競争力を高め、2ケタ成長を続けるロシアのビール市場でのキリンブランド商品の販売拡大を目指す。
ロシアのビール市場は、国内の経済成長や健康志向を追い風に、10年間で約3倍の規模となり、2004年のビール消費量は世界第4位(キリンお酒と生活研究所レポートVol.29「2004年世界主要国のビール消費量」より)となるまでに拡大した。成長を続けるロシアは、欧州における有望な市場として注目を集めており、世界の大手ビールメーカーによる投資が相次いでいる。同社も、日系市場を中心に「KIRIN ICHIBAN(キリン 一番搾り)」の販売を拡大しているが、今回の現地生産開始により、商品の鮮度向上と大幅なコスト削減を実現することでロシアにおける競争力を高め、2006年は前年の2倍以上となる8万ケース(330ml24本換算)を目標に、さらなる販売拡大を目指していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:33| 知識