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2006年11月07日

【流通】グラクソ、ポッドキャスティングによる医療情報配信サービス開始

――専門的分野でも活躍する音声配信サービス――

グラクソ・スミスクラインは10月31日よりポッドキャスティングを通じた医療情報の配信を開始した。配信しているコンテンツは患者やその家族など一般向けと医療従事者向けの2種類。毎月、音声と動画を交えて配信し、疾患や薬剤に関する情報を提供していく予定。これらの情報は、同社のホームページ上からダウンロードすることができる。(http://glaxosmithkline.co.jp
一般向けコンテンツには、スピードスケート長野五輪金メダリストの清水宏保選手へのインタビューを動画で配信、医療従事者向けコンテンツには「うつ病と不安障害の薬物療法フォーラム」セミナーのダイジェストや「喘息予防・管理ガイドライン2006」、「GH(性器ヘルペス)感染拡大の原因」、「片頭痛:我慢しない薬服用のタイミング」など専門医によるセミナーの模様や日々の治療に役立つガイドラインなどの動画ファイルを中心に配信を行っている。
ユーザーは定期的に更新される医療コンテンツを、iPodなどのMP3やMP4プレーヤーといった携帯音楽プレーヤー、または一部の携帯電話で視聴することが可能である。現在、日本における携帯音楽プレーヤーの利用は急上昇しており、同社の調査では医師の40%以上がiPodを保有している。また同様の割合の消費者がポッドキャスティングを知っている、もしくは利用経験があることから、今後も成長し続けるメディアであることが予想されている。今後、同社はポッドキャスティングをすべての顧客に対する重要なコミュニケーションチャンネルとして位置付けて活用していく予定。
文章では伝わりにくい医療情報を、豊富な映像や音声にして提供できるポッドキャスティング。持ち運びも便利なことから、多忙なユーザーも、時と場所を選ばずに視聴できるなどの利点もあり、専門的な分野でのポッドキャスティング利用率は今後も増加することだろう。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:10| 流通