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2006年11月09日

【流通】ソフトバンク、SNS「マイスペース」日本版のベータサービスを提供開始

――世界最大のSNSが日本上陸――

ソフトバンクは、ニューズ・コーポレーショングループのエフ・アイ・エム・インターナショナルB.V.(以下F.I.M.)との間で、世界最大の登録ユーザー数を有するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「マイスペース」の日本版「マイスペースジャパン」の運営を行う合弁会社、マイスペースの設立について合意し、11月7日より「マイスペースジャパン」のベータサービスの提供を開始した。
「マイスペース」(
http://www.myspace.com/)は2004年1月にアメリカでスタートしたオープン型のSNS。デザインカスタマイズ性に富んだユーザーページや楽曲を試聴できるミュージシャンサイトなど、遊びの要素を多く盛り込んだ特長から、サービス開始から3年弱の間に月間ページビューでは世界で第2位※に成長した。現在も毎日、約32万人のユーザーが増え続けている。
ソフトバンクは、F.I.M.傘下のマイスペースInc.と共同で順次、日本版サイトの拡充を図るとともに、インターネット分野における多様な経験を活かし、日本市場に則したサービス展開を行うことで、「マイスペース」の特色を活かしながら今まで日本になかった新しいSNS を展開していく予定。将来的には携帯端末への対応や、ソフトバンクグループの展開する各種サービスとのシナジーも検討している。
「マイスペース」の主な特長としては、(1)ユーザーの好みに合った背景やレイアウトを自由に設定できる。(2)楽曲やプロモーションビデオなどの視聴・配信が可能なシステムにより、世界的に有名なミュージシャンからインディーズバンドまで、世界中のアーティストがプロモーションの場として「マイスペース」を活用できる。(3)招待の必要がないオープン型のSNSであるため、いつでも誰でも登録することが可能、などが挙げられる。その他にも、メール、ブログ等の基本機能やコミュニティ、グループ、映画情報などバラエティーに富んだサービスも用意されている。
ソフトバンクは、傘下のヤフーで既にSNSを展開しているが、同サービスが国内外で高い人気を集めているため、自社でも事業に参入することになった模様。SNS国内最大手「ミクシィ」や楽天、KDDIの携帯向けSNS「EZ GREE」などとの会員獲得競争が激化しそうだ。

※comScore Networks,Inc.調べ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:05| 流通