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2006年11月15日

【流通】楽天、iモード向けにネットオークションサービスを開始

――匿名エスクローに対応した携帯オークション――

楽天は13日、出品者と落札者が匿名で利用できるエスクローサービス「楽天あんしん取引」に対応したオークションサービス「楽天オークション」を開始した。20日には、NTTドコモ900iシリーズ以降のFOMAを対象にiモード版サービスも開始する。
楽天オークションが手がける「楽天あんしん取引」は、日本郵政公社が提供する「あて名変換サービス」を活用したもので、出品者と落札者が住所や氏名、口座番号などの個人情報を開示せずに取り引きできるほか、商品と金銭の受け渡しが確実に行なえることが特徴。
出品者は、楽天オークションから通知されたオークションIDを送付ラベルに記載した上で、商品を最寄りの郵便局窓口に持ち込む。落札者が楽天オークションの専用口座に入金すると、楽天オークションが郵便局に落札者の氏名や住所などの情報を送信。その後、郵便局側で落札者の住所が記入されている伝票に貼り替え、一般小包(ゆうパック)で商品を配達するという流れになっている。配送費用は、ゆうパックの料金のほかに150円が必要となる。また、オークション利用者の個人ページ「マイオークション」では、商品の発送や落札代金の振り込みなどの手続きをToDoリストとして表示する機能を搭載しており、利用者が次にしなければならない行動が一目でわかるため、初心者でも気軽にオークションに参加できるようになるとしている。
iモード限定のサービスとしては、趣味や嗜好が合うユーザーとの情報交換が可能なソーシャルネットワーキングサービス(SNS)機能「オクトモ」を提供している。
双方の認証を得たユーザーは「オク友」として認証され、自分のオク友が出品した場合にメールで通知されるようになる。この他にも、楽天オークションに空メールを送るだけで入札が可能となる「簡単ID入札」や、iモードの「デコメール」や「メロディ添付メール」を利用した落札通知などの機能も備える。
携帯電話によるネットオークションは、ヤフーがソフトバンクと、電子商取引大手DeNAがKDDI(au)とそれぞれ連携を深めており、3社の競争が激しくなりそうだ。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:58| 流通