<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2006年11月20日

【流通】ヤマト運輸、「オークション宅急便」を開始

――個人情報を開示せずやりとりが可能な宅急便サービス――

ヤマトグループのヤマト運輸は、ネットオークションで落札した商品の受け渡し・決済について、出品者・落札者ともに安心して便利に利用ができる「オークション宅急便」サービスを11月20日より開始する。
同サービスは、ネットオークションを利用するユーザーが、落札後の決済から配送までを安心して便利に利用できるものである。具体的には、個人情報非開示の匿名配送、品物を確認してからのあんしん決済のほか、簡単な手続き・配送状況をEメールで知らせることができる、といった特長がある。
利用の流れとしては、ヤマト運輸のホームページ上で出品者・落札者双方がサービスの利用登録を行い、落札後に、配送手段について「オークション宅急便」を選択する。出品者は、ホームページ上で金額・商品名等の取引情報を入力、落札者が出品者の入力した情報を確認し承認すると、指定の金額がいったんヤマト運輸に引き落とされる。商品到着後、落札者は中身を確認して万が一問題があった場合、翌々日の正午までであればキャンセルでき、代金は返金され荷物についても返送ができる。商品到着後、翌々日の正午までにキャンセルがない場合は、出品者の登録口座に商品代金が振り込まれる、という仕組みだ。
最近はネットオークションの市場が拡大し、商品の取引に関するトラブルが増加しているが、同サービスを利用すれば落札者は、受取った荷物の中身を確認した後に商品代金の決済をすることができる為、品代金入金後「商品が送られて来ない」「違った商品が送られてきた」というトラブルを回避することができる。
決済方法はネットバンキング(イーバンク)のみとなっているが、平成19年1月以降は、決済手段についてクレジットカード・代金引換なども選択できるように機能拡充を図る予定。あわせて、同社直営店・取扱店の窓口へ「オークション宅急便」を直接送り、店頭で受け取れるサービスの導入も予定している。
今後もネットオークションの利用増加に伴い、宅急便サービスは増加の傾向がうかがえるであろう。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:44| 流通