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2006年11月21日

【流通】アトラス、Google Maps API使った医療機関検索サービスを開始

――インターネット上で医療機関を手軽に検索――

ウェブアプリケーション開発のアトラスは11月16日、電子地図を使った医療機関の検索サービス「医者ここ」を開始した。Google Maps APIを基盤に採用。任意の地域にある病院などを自動抽出し、電子地図上に表示する。
同サービスでは、地図上の医療機関を「総合病院」「病院・医院」「歯科病院」といった種別ごとに異なるアイコンで表示する。地図の横には各病院の名称、電話番号、住所、診療科目などを記載。旅行先など土地勘のない場所での病院探し、といった用途に向ける。掲載する医療機関の情報は合計15万件。ウェルネス医療情報センターから提供を受ける。今後はサイトの使い勝手をさらに向上し、利用者の口コミ情報を蓄積して、より総合的に病院選びの判断ができるサイトを目指す予定。利用料金は無料で、現在は広告も掲載していない。
従来、インターネット上で医療機関を探す場合は「医院名の入力検索」あるいは「県、市、町名と絞り込み検索」するのが一般的だったが、「医者ここ」では自分が望む地域を電子地図上で探すだけ、システムがその地域にある医院を自動で地図上の所在地に抽出。遠隔地や出先など土地勘のない地域での病院探しが格段にしやすくなるメリットがある。また、周辺にある医療機関のすべてを俯瞰できることにより、自分の居場所から医療機関までの距離や方向なども直感的に把握でき、利用者が受診したい病院に素早く足を運べるメリットがある。また、キーボードを使わず、マウス操作だけで「検索」が完結するので、子供からお年寄りまで幅広い年齢層が利用できるといったのが特徴。
電子地図上に身近な情報を抽出し表現するニーズは、医療関連に限らず他業界でも考えられる。同サービスは電子地図検索システムのアピールの場としての役割も担うであろう。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:43| 流通