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2006年12月08日

【流通】富士通など3社、UHF帯RFIDタグ一括書き込み技術を開発

――複数アンテナを用いた高速なタグ検出・書き込み技術を開発――

富士通、富士通研究所、富士通フロンテックは、UHF帯RFIDタグ100枚に一括して情報の書き込みを行う技術を開発した。この技術を活用することで、荷物の一括検品を行なう際に、各荷物に検品日時や配送先などの情報を直接持たせることが可能になり、いつでもどこでも、これらの情報を参照することができる。富士通と富士通フロンテックは、これらの技術を搭載した、ハードウェア製品、ミドルウェア製品を2007年春より順次提供する予定。
従来、一括検品においては荷物のIDの読み込みだけでなく、同時に検品日時や配送先などを記録することが求められるため、一回の検品個数を制限するなど運用制限を設ける必要があったが、同技術を導入すれば、実用的な速度(毎秒1メートル)でゲートを通過する100枚のRFIDタグに対し、一括して情報の読み取りと同時に書き込みも行なうことが可能になる。
通信距離が長く、複数のタグに同時読み書きが可能なUHF帯RFIDタグ。今後、荷物の一括検品への適用が特に期待されるだろう。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:18| 流通