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2008年05月02日

【物流】国交省、車両超過車両取り締まり

企業の法令順守が重視される今日、特殊車両の通行許可申請件数は増えている一方、違反走行を行っている大型車が多く、重量超過車両が道路構造に与える影響が懸念されている。今まで、道路脇に設置された指導取り締まり基地で定期的に特殊車両の指導取り締まりを行ってきたが、1両ずつ基地に誘導して停車させ、計測器で測っていては、計っている間に他の違反車両を取り逃してしまうことがある。又、スペースも十分でない為、依然として違反通行が続いていた。

そこで、国交省道路局は、重量超過車両を自動的に常時計測して車両の通行許可などの情報と照合する「車両重量自動計測システム」を導入し、本格的に取り締まりを強化することにした。3月末までに「軸重計測装置」(通過車両の軸重・総重量を量るもの)と、「車両情報取得装置」(通行車両のナンバーを撮影するもの)を全国38ヶ所に設置し、ナンバーを基にして、許可の有無や許可条件に合っているかを調べ、悪質な違反事業者を洗い出す。違反走行を繰り返す事業者には警告書を送付し、行政指導等を行う。以後、国道で特殊車両の通行量が多い所に設置し、運用していく予定。

一方、許可期間が短いことで、申請手続きの書類を作成する負担が大きかった為、今年度中に特殊車両の通行許可期間を「最大1年以内」から「最大2年以内」に延長し、法令順守を促す。

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投稿者:gotsuat 11:05| 行政関連