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2005年02月14日

【物流】「家電製品業界、電子部品・電子機器業界における電子実証実験」開始

家電製品協会とみずほ情報総研は今月7日、経済産業省から委託された「家電製品業界、電子部品・電子機器業界における電子実証実験」の動脈物流分野の実証実験を開始した。
物流現場にUHF(極超短波)帯電子タグを採用し、入出荷検品の効率化や情報共有化による商品流通履歴の有用性の検証などを行う。家電業界では経済産業省 の支援を受け、2002年度に2.45GHz、2003年度にはUHF帯を用いて、店舗や物流現場での電子タグの有用性について、技術検証に向けた実験を 重ねてきた。今回は、家電メーカーから物流事業者、家電量販店までのサプライチェーン全体で実験を行う。
入出荷検品では、家電製品の梱包で貼付した電子タグを使用し、実際に入荷される家電製品と入荷予定情報を自動的につき合わせるチェックを、工場倉庫から小 売店舗まで製品を流通させながら行う。一括読み取りのミスを考慮した対策のほか、タグ破損時にどこまで情報を読み取れるかの検証も行う。
情報共有化による商品流通履歴管理では、個品単位で「いつどこに何があるか」をリアルタイムで把握することにより、流通在庫のロケーション管理や先入れ先出しに基づいた鮮度管理での効果を検討する。
なお、電子タグはEPCグローバル仕様のUHF帯電子タグを使用し、タグ内のID(メーカー/製品コード/製品番号など)を参照して、ネットワーク経由で情報共有データベースから情報を読み出す実験も行う。
【実験参加企業】

家電メーカー
三洋電機、東芝
物流事業者
三洋電機ロジスティクス、東芝物流、松下ロジスティクス
家電量販店
ギガスケーズデンキ、デンコードー
システムベンダー
日立製作所
タグベンダー
東レインターナショナル

【対象家電】
テレビ、冷蔵庫、デジタルカメラ、アイロン、ドライヤー、電話機の6品目

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 17:15| その他