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2006年11月10日

【知識】日本ユニシス、「生鮮市場商品発注システム」構築

日本ユニシスは、東急ストアの水産部門、青果部門を対象に「生鮮市場商品発注システム」を構築し、東急ストア全店で稼働開始した。
同システムは、日本ユニシスのチェーンストア向けソリューション「OpenCentral(R)plus(オープンセントラルプラス)生鮮Web連携」をベースに構築したもの。現在、小売業界では、需要の頭打ち、競争の激化、郊外出店の制限など厳しい状況が続いている。小売業各社は、個別企業内の業務最適化はもちろんのこと、メーカー、卸との緊密な連携を図りサプライチェーンの活用による全体最適指向を強めている。
今回、東急ストアであらたに稼働した「生鮮市場商品発注システム」は、これまでの定番品の発注システムに加え、新たに構築導入を行ったもの。東急ストアでは、新システム稼働により中央・地方市場との緊密な情報連携を実現し、高鮮度な商品の発注を効率的に行っていくことで競合他社との差別化を図っていく。
「生鮮市場商品発注システム」は、店舗、本部をネットワークで結び、荷受、仲卸各社とはインターネットを利用したWeb EDI※を利用することで、相互に相場情報や連絡事項、買付情報などのリアルタイムな情報共有を実現していく。また、伝票処理を電子化することで、発注、原価確定、商品配送、仕入計上に加えて、荷受・仲卸による納品確認、請求、支払までのサプライチェーン全体を効率化していく。

※Web EDI
EDIは、電子データ交換と訳され、ネットワークを通じた企業間商取引を示す。従来、EDIは専用ネットワーク上で、業界ごとの専用プロトコルを使用していたため、閉鎖的とされてきた。インターネット技術を利用したWeb EDIでは、専用線利用に比べ大幅に通信コストが安くなり、特別な情報システムを導入しなくても、ブラウザさえあれば比較的、短期間にEDIを実現できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:39| 知識