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2006年11月15日

【知識】日本通運、台湾現地企業から事業を買収

日本通運の台湾における現地法人である「臺灣日通國際物流股●有限公司」(以下「台湾日通」)は、台湾の海運業務代理店である「立欧股●有限公司」(以下「立欧社」)より、2007年1月1日付けで、同社の海運代理店事業を譲り受ける契約を締結した。同時に同社の関連会社である「聯海通運股●有限公司」の全株式を同日(2007年1月1日)で取得する。
現在、「台湾日通」においては「航空フォワーディング」「倉庫」「引越」を主として取り扱っており、台湾全土における「海運貨物フォワーディング」業務については、「立欧社」が日通グループ代理店として海運事業を担っている。
「立欧社」の海運事業を買収することにより、「台湾日通」の売上高は現行の約40%アップ、年間総売上では100億円を超える見込みとなり、店舗数も現行の9店舗に台北本社含む4拠点(基隆、楊梅、台中)が加わり、経営規模の大幅な拡大が図られる。
昨今、各メーカーの生産拠点が大陸シフトに進む中、台湾・中国・その他諸国における製造の分業化が図られつつあり、従来までの対日本発着貨物の取扱を中心としてきた物流の構図から、「台湾−中国間」の物流の取り込みを機軸とした「台−アジア・米・欧間」物流へと移行している。
今後、益々この傾向が強くなる状況において、「台湾日通」は「海運」「航空」「倉庫」を一本化することで、様々な顧客ニーズに応じたオーダーメイドな輸送モードを提供していく。

※●印の文字は人偏に分の字

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:25| 知識