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2006年11月28日

【知識】三井住友カード、経費決済支援システムを開発

三井住友カードは、ビザ・インターナショナルの協力を得て、クレジットカードのスキームを更に発展させ、リアルタイムな購買活動をWeb上で管理することができる経費決済支援システム「PROSPUR(プロスパー)」を開発した。
第一ユーザーとして2007年6月を目処に花王に導入する。
大手企業の購買活動は、文房具等の事務用品や新聞・書籍などの「物品購入」にとどまらず、ビルメンテナンス・機器リース・宅配便・会議飲食等々の「サービス購入」と多岐に亘り、全国の事業所や営業拠点まで含めると、販売管理費の支払対象としての取引企業(納入業者)は数千に及ぶといわれている。
今回、三井住友カードが開発した「PROSPUR」により、従来の購買活動で発生する「発注」「納品」「検収」「支払」というプロセス処理過程において、Web上でリアルタイムな管理を可能とし、経理・総務部門を中心とした膨大な購買管理業務の効率化・透明性の実現が可能。
「PROSPUR」は導入企業には経理部門の振込業務削減、決算時の未払管理の効率化など、納入業者にとっては入金確認業務の効率化、検収管理の合理化などのメリットが上げられている。
花王では、「PROSPUR」の導入により、自社のみならず納入業者にとっての業務効率化にも協力し、双方にとってより良い購買手続きの環境を整えていく。
三井住友カードでは、納入業者が1,000社程度に及ぶ企業の場合、「PROSPUR」導入による経費管理業務の約3割程度を合理化できるものと予想している。さらに、日本版SOX法など企業におけるIT化の推進と共に、会計、財務報告の透明性・適正性の向上が一層求められていくなかで、支出管理や監視による「内部統制の強化」にも繋がるものと考えており、今後、大手企業を対象に5年間で60社への導入を目指していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:11| 知識