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2006年12月28日

【知識】佐川急便の貨物システムを刷新

SGホールディングス(以下SGH)とフューチャーシステムコンサルティング(以下フューチャー)は、佐川急便の基幹システムのひとつである「貨物システム」をオープンシステムに刷新し、稼動させた。
「貨物システム」の稼動は、メインフレーム以外では実現できないと言われてきた大量トランザクションを必要とする日本最大級の大規模システムを、オープン系の分散・並列処理で実現可能なことを実証。オープン化により、同システムでは一日最大1000万個の貨物取扱個数に関わる1億件以上の貨物データを格納し(佐川急便の業務の中核となる貨物情報を一元管理)、一般顧客と1万台以上の社内クライアントからの貨物データ利用を可能にした(顧客へのタイムリーな情報提供と社内業務の効率化)。
佐川急便では、利用者への将来のサービス拡充や新技術の導入などを見据え、世界標準のアーキテクチャーの採用(市場原理による調達価額の適正化)、柔軟な拡張性を備えること(適時適材適量の調達の実現)によるIT投資の適正化に取り組むため、2005年8月より5ヵ年計画となる情報システム刷新プロジェクトを開始した。「貨物システム」は同プロジェクトでの第一弾の稼動となる。
佐川急便は、SGHグループの競争力強化とITコストの大幅削減を目指し、「SGHグループの情報システムの企画・開発・保守・運用を担う佐川コンピューター・システム」、および「複数の異なる汎用機による従来の情報システムを、先進のアーキテクチャーで統一した技術力、プロジェクト・マネジメント力を持つフューチャー」との、三社一体の体制にて、同プロジェクトを推進していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:15| 知識