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2007年01月19日

【流通】中部電力、IH式えびせん焼き機を開発

――素早い立ち上がりで品質向上――

中部電力は、えびせんを製造する際に使用される手焼き式えびせん焼き機に電磁誘導加熱を応用した「IH式えびせん焼き機」を業界で初めて開発した。
同商品の特長はIH式の採用で、立ち上がり時間を3割に短縮、焼成面の温度ムラが±6.5℃以内と少なく、製品の均一な焼成が可能、生地を入れてからすばやく設定した温度に上昇するため、製品の品質が向上し、製造過程の製品の破損を防止といった特徴がある。従来のえびせん焼き機は、機械の立ち上がりが遅く、焼成面の温度差により焼きムラがあった。
また、熱の逃げやすい機器の外周部ではIHコイルの密度を高め、焼成面のどの部分でも均一な温度にすることで、えびせんの均一な焼成を可能、品質を向上させることができる。
同商品は、えびせんを始めイカやたこのせんべい等の製造に広く応用できる。今後、三鳥産業および吉田工業を通して、平成19年4月から同製品の製造・販売を開始する予定。
IH式調理器は新しい調理器具の加熱方式として家庭でも普及してきている。今後は、様々な商品の製造にもこの方式が導入され、商品の品質向上、製造の向上に役立ってくるのではないだろうか。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:51| 流通