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2007年07月04日

【知識】建設業界における電子調達システムの実証実験

大塚商会は3日より、大手・中堅建設会社および資材供給販売会社、資材製造メーカー12社と共同で、建設業界における電子調達の実証実験を開始する。大塚商会と各社は、実証実験にあたり「建設e調達DB協議会」を発足し、実証実験を翌年3月末まで実施、実験では、各社と協力して電子調達の核となる建設資材の商品統一データベースを構築する。また、実験期間中に会員参加企業を50社以上に増やし、建設関連資材のデータベースの充実ならびに建設業界標準化を目指す。実証実験の主な内容は
・建設業における調達品の商品電子データベース化
・電子調達システムにおけるデータ登録の負荷軽減
・商品データ登録の基準を作成
とする。
建設業界における電子調達システムは、複数拠点での単価統一や発注・伝票処理の一元化による人件費削減などの効果が期待され検討・導入が進みつつあるが、建設会社が電子調達システムで使用する資材・商品データは、会社により仕様も様々。そのためデータ作成や維持管理に多大な労力を要しており、これまで電子調達が遅れていた一因ともなっていた。実証実験では、大手中堅建設会社の約20%の参加を目指し、商品統一データベースの業界標準化を目指す。これにより下請け会社、関連会社を含めた電子調達の利用を促進することができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:13| 知識