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2007年08月06日

【知識】手のひら静脈認証ビジネスで協業

富士通とSiemens AGのITソリューション・サービス事業部門であるSiemens IT Solutions and Servicesは、手のひら静脈認証ビジネスで協業する。シーメンスは、同社の生体認証ソリューション「ID Center(アイディセンター)」に富士通が開発した手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」を採用する。「ID Center」と「PalmSecure」の二つの製品の融合により、シーメンスが手のひら静脈認証を用いた新しい生体認証ソリューションを開発してグローバルに提供していく。手のひら静脈認証装置「PalmSecure」は、手のひらに近赤外線を照射して静脈パターンを読み取り、登録済みの静脈パターンと照合して本人確認を行う(注1)もので、非接触で認証を行うことができるのが特徴。そのため、病院やATMなど、より衛生的な認証が求められる分野での使用に最適となっている。富士通の手のひら静脈認証装置「PalmSecure」は、すでに日本国内だけでなくグローバルに金融機関、病院、大学、自治体など、高い認証精度を必要とする分野で幅広く採用されている。今回の協業は、富士通にとって、特に欧州地域における手のひら静脈認証装置「PalmSecure」のグローバルビジネスを加速させる。また、シーメンスにとっては、これまでの顔・虹彩・指紋を用いた生体認証に追加する新たなソリューションとして手のひら静脈認証を「ID Center」に採用・提供することになる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:28| 知識