<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2007年09月06日

【知識】おサイフケータイに新機能搭載

大日本印刷(DNP)は、FeliCa対応携帯電話(おサイフケータイ(R))を利用した、キャッシュカードやローンカードの機能を実現するシステムを開発した。今後、当システムをパッケージ化し、2008年7月よりASPとして販売する。おサイフケータイ(R)の普及とともに、店舗での電子マネーや交通乗車券など、その機能を利用するシーンも多様化している。そうした中、銀行やネットバンク等の金融機関においても、携帯電話の利便性を活かしたサービスの構築が求められている。DNPは、おサイフケータイ(R)をATMにかざすことで現金の入出金や振込み等ができる携帯電話向けアプリケーションおよび、口座情報のデータをおサイフケータイ(R)へ配信するシステムを開発した。これは、DNPが提供しているネットワーク型ICカード発行プラットホームである「DNP CDMS(カードデータマネジメントサービス)」(*)を活用したもの。 このシステムは、フェリカネットワークス株式会社の「モバイルFeliCa金融サービス共通プラットホーム」を採用し、公開鍵デジタル署名技術やPIN(パスワード)による個人認証機能を有した、利便性とセキュリティ性の高いシステムとなる。 今後DNPは、金融機関を対象として、各種機能をパッケージ化し、2010年までに10億円の売上を見込む。 

(*)DNP CDMS(カードマネジメントサービス)」について
 DNPは、ICカード市場拡大に伴う多様なニーズに対応して、ICカードのデータ管理と、ネットワークを経由した発行処理等を行う『DNP CDMS(カードデータマネジメントサービス)』を展開している。代表的なサービスとしては、クレジットカード会社などへICカード即時発行を行う『ダイレクトビューロ』や、携帯電話に決済機能などを追加する『モバイルビューロ』などがある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:40| 知識