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2005年11月09日

【物流】対距離料金制度の原案発表ー首都高速道路、阪神高速道路ー

今月1日、首都高速道路阪神高速道路は2008年度をメドに移行を目指す新たな対距離料金制度の原案を発表した。
首都高速は現在、「均一料金制」を採用しており、東京、神奈川、埼玉の料金圏ごとに同一額となっている。
しかし、ネットワークが拡充してきたため、距離別料金制度とし、より公平な制度を検討している。これには、自動料金収受システム(ETC)の普及も背景にあり、両社とも区間や利用時間などによるきめ細かな料金設定を目指したい考え。
対距離料金制度では首都高速の場合、固定額を210円とし、1キロ当たり31円を加算。阪神高速の場合、固定額290円に同額の区間料率を上乗せする。首 都高速の現行利用料金は1回当たり平均770円で、基本設計は利用距離分布で半数ずつを770円以下と770超に振り分ける計算方式。
両社とも14日まで意見を募集するが、かなり割高となる長距離区間の料金引き上げにはトラック業界から早くも反発の声が上がっている。

通行料金改定の例
首都高速(普通車、円)
現行
改訂後
初 台   ― 中央道・高井戸
(東京都渋谷区)  (東京都杉並区)
700
400
外環道・美女平 ―   羽 田
(埼玉県戸田市) (東京都大田区)
700
1500
阪神高速(普通車、円)
京 橋   ―   西 宮
(神戸市中央区)  (兵庫県西宮市)
500
800
六甲アイランド北 ―   西石切
(神戸市東灘区) (大阪府東大阪市)
1200
1500
南森町   ―   守 口
(大阪市北区)  (大阪府守口市)
700
600

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:46| その他