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2006年05月22日

【環境】輸送用エコ燃料の普及策まとめる

環境省は第3回エコ燃料利用推進会議を開き、10年ごと3段階で温暖化対策上望ましい目標設定と必要な対応をした輸送用エコ燃料の普及拡大策をまとめた。

2010年のガソリン車は、レギュラーガソリンのE3化及び、ハイオクガソリンのETBE添加により、ガソリン需要量全体の最大2分の1にバイオエタノールを導入。全新車E10対応化を目指す。ディーゼル車のBDFについては、ニートまたはB20などの高濃度混合軽油の利用を中心とする。また、スーパークリーンディーゼル車の早期導入、国産栽培によるBDFまたはエコ軽油とBTLの導入を図る。

2020年のガソリン車は、レギュラーガソリンのE3化(一部E10化)及び、ガソリン需要量全体の3分の2にバイオエタノールを導入。既販車の一部はE10対応済みとなり、引き続き進展を図る。ディーゼル車はハイブリット化を含むスーパークリーンディーゼル車の大幅な普及促進を図り、軽油需要量全体の約3分の1にBDFを混合またはエコ軽油、BTLを導入する。

2030年のガソリン車のバイオエタノールは、ガソリン需要量すべてについてE10化を図る。ディーゼル車は軽油需要量全体にBDFを混合または軽油、BTLを導入する。

[用語]
 
E3
・・・
エタノール3%混合ガソリン
ETBE
・・・
エチルターシャルブチルエーテル
E10
・・・
エタノール10%混合ガソリン
BDF
・・・
バイオディーゼル燃料
ニート
・・・
BDF100%燃料
B20
・・・
バイオディーゼル20%混合軽油
BTL
・・・
バイオマス・トゥ・リキッド
 
 
バイオマスから発生するガスを合成して得られる液体燃料

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:13| その他の取組内容 【取り組み内容別】