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2007年04月06日

【物流】はしけによるコンテナ輸送の効率化を検討

国土交通省近畿運輸局は先月30日、港運はしけによる輸送の実証実験を大阪港運協会、ターミナルオペレーター、はしけ運送事業者と協力して実施。実験結果と事業化に向けた検討内容の概要をまとめた。
アンケート調査と実証実験結果をもとに、輸送システムやターゲット貨物を規定。1便あたりの輸送力は72TEUとし、ターゲット貨物はターミナルオペレー ターが扱う大阪港〜神戸港への20フィート空コンテナに設定し、はしけ輸送に適合する輸送需要と運航頻度を算出した。 その結果、はしけを活用した大阪港〜神戸港のコンテナ輸送の効率化には空コンテナの発生頻度が低い場合の計算では、はしけ一隻を投入し、週2回定期運航す るパターンが最も良かった。 コスト面においては、20フィートコンテナ1個あたりの支払い可能トータル費用を「トータル運賃が陸上輸送の運賃と同じ、もしくはそれ以下であること」と した上で、1万6,740円に設定。この場合、コンテナ72個で約120万円になるため、ショートドレージ費用と荷役費をこの値段から差し引いた残額で、 はしけ輸送を実施できるかが課題となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:00| 行政関連