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2007年05月22日

【物流】国交省、倉庫施設の動向を分析

国土交通省は「国内貨物輸送量と関係を持 ちながら推移をしてきた倉庫床面積が、貨物輸送量減少の中で倉庫着工床面積は増加傾向にあるという逆の現象が生じている。」「近年は、ロジスティクスファ ンドによる物流施設投資が活発になっているため、倉庫着工床面積増加の一因であると推測される。」と、レポートにまとめた。
倉庫着床面積は、バブル景気を背景に90年度には最高の1,873万平方・まで達したが、バブル崩壊以降02年度には649万平方・と約3分の1まで落ち 込む。しかし03年度以降は3年連続の増加、06年度も2月まで実績で前年同期比2.4%増と4年連続の増加は確実である。
大手50社を対象とした「建設工事受注動態調査」を行った結果、不動産業者による倉庫建設工事の受注額は03年度以降増加し続けている。この中で、運輸業 者による倉庫建設は13.4ポイント減少している反面、不動産業者による倉庫建設は13.1ポイント増加という、賃貸目的の倉庫建設増加が伺われる。
ロジスティクスファンドによる活発な物流施設投資への動きが、倉庫着床面積の増加一因となっていると推測され、また物流施設の所有と利用の分離の促進に繋がり今後の物流企業のあり方を変化させる影響が大きいと思われる。

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投稿者:gotsuat 10:00| 行政関連