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2007年09月18日

【物流】簡易申告制度、利便性が向上

来月より財務省は、簡易申告制度において、本邦到着前輸入(引き取り)申告制度を導入するとともに、事後の納税申告も月ごとに一括して行なえるようにする。
現在、簡易申告制度を利用した輸入貨物は、輸入(引き取り)申告を貨物が日本に到着(入港)してからでないとできない。また、納税申告も輸入許可ごとに行なわなければならない手間がある。
簡易申告制度は、過去に税犯歴がない輸入者を対象に、一定の貨物を納税申告前に引取れる制度で、2001年よりスタートした。法令順守(コンプライアン ス)に優れた輸入者に対する通関制度を改善する観点から、今年度の関税改正では「税犯以外の法令違反がない」などが簡易申告制度の承認要件に追加された。
一方で、インセンティブを法令順守に優れたところに与えるため、従来、制度の利用要件とされてきた「貨物の指定」「年間6回以上の輸入実績」を4月以降廃 止。すべての貨物について摘用することとなった。来月からは、本邦到着前輸入(引き取り)申告、納税申告の一括化が可能になることで、さらに制度が改善さ れ、利便性が大幅に向上する。

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投稿者:gotsuat 17:05| 行政関連