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2007年11月06日

【物流】「運輸安全マネジメント評価」実施状況結果

国土交通省は、昨年10月から導入となった「運輸安全マネジメント評価」について1年間の実施状況を発表した。評価対象事業者としては、地方運輸局が単独に調査を行った業者も合わせ175社を対象とした。
全般的には、経営トップのリーダーシップのもとで、「安全管理規程」の作成や「安全統括管理者」の届出といった基本的な枠組みにおいては構築されている が、運輸マネジメント制度がはじまり間もないことから、・「安全重点施策の達成状況の見直し」を行っている事業者は約3割 ・「事故情報等を収集・整理し て要因分析などにより未然防止や再発防止対策の検討に活用している」とする事業者は約2割 ・「重大事故を想定した全社的訓練の実施やその結果の検証など 事故への対応を行っている」事業者は約3割 ・「安全管理体制の維持に必要な教育・訓練の効果を事後の教育に反映させている」とする事業者は約1割であっ たなど、事業者においてはまだまだ途上段階であることがわかった。
モード別の対策をみると、自動車運送事業者においては過去の事故経緯を踏まえ、ドライバーに対する教育訓練など安全対策の推進を行うとともに、デジタルタコグラフやドライブレコーダーなど車内搭載機器を装着させる事業者も多くみられた。

◆◆運輸安全マネジメント制度とは◆◆
安全管理規程の作成や安全統括管理者の選任などを通じ事業者の経営トップから現場までが一丸となって安全管理体制の構築を義務づけ国(国土交通省)がこれを評価するもの。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:49| 行政関連