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2007年12月17日

【物流】輸送障害時における実証実験開始

JR貨物全国通運連盟は11 月19日から共同して、輸送障害時の対応力向上のためトラック代行輸送を活用した実証実験を開始した。鉄道輸送において、輸送障害が発生すると大幅な遅延 や運休など大きな影響が出るため、利用上大きなネックとなっており、迅速かつ円滑な対応体制構築が課題となっている。事前の緊急輸送体制構築を目標とし て、具体的な障害発生を想定した緊急輸送体制について、トラックを活用した実証実験を開始した。実証実験期間は来年3月末まで。
実証実験は2種類行われ、1つはフィーダー代行輸送、2つ目は途中卸代行輸送で、1つ目の概要として輸送障害が発生し、フィーダー列車の運休を余儀なくさ れた場合、首都圏外周駅からの鉄道輸送が不可能となる。その際緊急を要する貨物に関しては通運のトラックで拠点駅まで代行輸送を行い、幹線列車に載せると いうもの。実証実験として拠点駅を東京貨物ターミナル駅とし、水戸、宇都宮、高崎、千葉の各地区からトラック代行で東京貨物ターミナル駅に持込み、福岡行 きの列車(1071列車)に載せる。
2つ目の途中卸代行輸送とは、輸送障害時に途中駅で抑留となった列車が、24時間以上の遅れが見込まれる場合、該当列車に積載されている貨物を静岡貨物駅 か岐阜貨物ターミナル駅のどちらかで列車から降ろし、鉄道輸送が不可能な区間はトラック輸送、可能な区間は鉄道輸送で継送する。

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投稿者:gotsuat 14:47| 物流事業者