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2008年01月10日

【物流】長距離フェリー輸送 九州発着苦戦が続く

九州運輸局は昨年12月、平成 19年度上半期(4月〜9月)の九州発着6社8航路の長距離フェリーの実績をまとめた。実績によると、トラック輸送量が43万6千台(前年同期比4.6% 減)、乗用車輸送量が28万5千台(前年同期比5.4%減)、バス輸送量が3千台(前年同期比0.8%減)、旅客輸送が114万7千人(前年同期比 1.6%減)と4種の輸送量すべてにおいて前年同期比で下回った。原因としては博多〜直江津間、大分〜横須賀間の2航路が廃止されたことや、フェリー各社 が導入しているバンカーサーチャージ(燃料油価格調整金)が他の輸送機関や高速道路のETC割引料金と比べ割高感があり、利用者離れが深刻化していると分 析している。
一方、トラック航送の輸送量は前年同期比4.6%減となっているが、九州〜阪神間では小幅ながら引き続き増加の傾向にある。改正省エネ法による物流部門の 取り組みやドライバーの労働時間の短縮など企業の意識が高まり、フェリーが活用されていると分析している。また、今後とも輸送コスト削減と環境負荷の低減 の意識が高まることで、モーダルシフトが推進され、輸送量の増加が図れることを期待されるとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:15| 行政関連