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2008年01月17日

【物流】原油・素材価格高騰の影響調査結果

昨年12月18日から今年1月6日にかけて、帝国データバンクは原油・素材価格の上昇が企業に与える影響について調査(有効回答8,761社)を実施した。
これによると、原油・素材価格の上昇を起因として仕入価格が「上昇している」と回答したのは全体の81.2%。一方、「上昇していない」は、10.9%と なった。業界別にみると、「運輸・倉庫」が91.6%、次いで「農・林・水産」88.0%、「製造」86.6%が仕入価格の上昇に見舞われていることが判 明した。
叉、仕入価格が上昇していると回答した7,113社の価格上昇分の転嫁状況をみると、「ほとんど転嫁できていない(転嫁率0〜20%)」が55.1%、 「多少転嫁できている(同21〜50%)」21.8%の合計76.9%は、販売価格への転嫁が上昇分の5割以下となった。一方、「ほぼ転嫁できている(同 81〜100%)」は6.3%となった。転嫁率5割以下を業界別にみると、「農・林・水産」が95.5%、次いで「建設業」88.4%、サービス業 88.3%。全産業平均は76.9%。
さらに、価格上昇による企業経営への影響では、「危機的状況」が1.6%、「かなり圧迫」22.8%、「多少圧迫」61.1%の合計85.5%が悪影響を受けている。特に、「運輸・倉庫」は91.5%、「農・林・水産」では90.9%に達している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 12:00| その他