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2008年01月24日

【物流】JR貨物 12月の輸送動向発表

JR貨物は1月16日に昨年12月分の輸送実績をまとめた。昨年12月分の輸送実績はコンテナ輸送で1.7%減(対前年同月比)の207万8000トン、車扱は13.5%減(対前年同月比)の128万2000トンであった。
12月分の輸送概況としては、中旬に函館線苗穂駅〜桑園駅間で防護無線誤作動による輸送障害が発生し、高速貨物16本が運休したが、月全体を通して大きな 輸送障害もなく、比較的安定した輸送状況で推移した。荷動きに関しては、12月19日にはコンテナ発送個数で過去最高(18,521個)となるなど、年末 需要が旺盛ではあったが、営業日が少なかったことや上旬の需要の盛り上がりに欠けたことが影響し、月全体で見ると低調に推移した。
コンテナ貨物では、昨年10月より専用列車が増発され堅調な出荷が続く自動車部品が13.8%増(対前年同月比)と好調であったものの、政府備蓄米の積み 増しにより、出荷が抑制された政府米が大きく減送となり農産品・青果物は前年を下回った。また、生産設備不調により減送となった紙・パルプなどが前年を大 きく下回った。
車扱貨物では、重油の減送、暖冬及び原油価格の高騰に伴う買い控えの影響を受け石油が12.4%減(対前年同月比)となった他、住宅着工件数の減少等の影響を受けたセメントが61.4%減(対前年同月比)と大きく下回った。

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投稿者:gotsuat 11:56| 物流事業者