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2018年05月30日

【物 流】NEXCO中日本 「音声」による注意喚起システム導入


NEXCO中日本は、交通事故防止に向けた取り組みとして、高速道路会社として初めて「音声」を用いてトンネル内を走行する車両へ注意喚起するシステムを導入し、運用を開始した。

このシステムは、E85小田原厚木道路で現在実施中のリニューアル工事にて導入されており、トンネル内に4台のスピーカーを約50m間隔に設置して「この先 工事走行注意」、「この先 渋滞走行注意」などの4秒以内の「音声」を最低2回伝える仕組みである。このとき、ドップラー効果(※)による音高の変化を防ぐため、スピーカーから発する「音声」は各々の場所で時間差をつけて放送される。

NEXCO中日本が管理する高速道路では、平成29(2017)年1月1日から12月31日までの1年間に40件の交通死亡事故が発生しており、そのうち渋滞末尾で停止していた車両への追突事故が7件であった。

こうした背景を受けて、これまで工事規制や渋滞は、情報板のほか標識および標識車などにより注意喚起を行っていたが、より効果的に注意喚起するために視覚情報に加え「音声」によるシステムを導入することとなった。加えて、ハイウェイラジオのような操作も必要とせず、詳細な注意喚起をダイレクトに伝えることが可能である。

同システムの導入により、「居眠り運転による追突事故防止」、「工事規制情報、渋滞情報などの効率的な提供」などの効果が見込まれ、将来的にはトンネル以外の区間でも導入できるように技術開発が進められる予定である。

※ドップラー効果:音源が動いていたり、聞く人が動いていたりすると振動数が変化し、音が高くなったり、低く聞こえたりする現象

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| その他