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2017年12月11日

【アジア】三井物産 パキスタンで浮体式LNG受入基地事業に参画

三井物産は、BW Gas Limited(以下「BW社」)との間で、パキスタン向けFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)の長期傭船事業に関わる事業権の49%相当を取得する関連諸契約を締結した。同事業は三井物産にとって初のFSRU事業であり、またパキスタンで初めて日本企業がLNG受入基地に関して参画する事業でもある。

同事業は、パキスタン政府が輸入するLNGの再気化サービスを同国政府系公社に提供する現地企業のPGP Consortium Ltd.(以下「PGPC社」)に対するFSRUの長期傭船事業である。パキスタンでは、国産天然ガスの減衰化が進む一方でガス需要増加が見込まれる。このため2015年からLNG輸入を開始したが、旺盛なガス需要により2022年には年間20百万トン相当のLNG輸入が必要と見込まれ、この事業は同国の重要なエネルギーインフラの一端を担うこととなる。

BW社の親会社であるBW Groupは、ノルウェー・シンガポールを基点とし、LNG船・FSRU、LPG船、タンカー、FPSO等、150隻超の支配船腹を有する海運大手の一社で、業界トップレベルの船舶管理能力を誇る。同事業は、同社にとってエジプトFSRU案件に続く2号案件となる。

三井物産は、ガス田開発、LNG製造、LNG輸送、LNG受入基地、ガス配送、ガス火力発電、ガス化学など、ガスバリューチェーンにおける関連事業を世界各地で展開している。2017年5月に発表した中期経営計画でも、ガスバリューチェーンを中核分野と位置付けている。今後も、新興国におけるLNG輸入計画及び需要増加を背景に、納期・価格共に競争力に優れグローバルなLNG市場でニーズが一層高まっているFSRUに注目し、関連事業で蓄積した知見と総合力を活かして同事業の価値向上に努める。また、更なる多様化が見込まれるLNG物流への対応力を高め、アジア、中南米、アフリカ等新興国を中心としたガスバリューチェーンにおけるインフラ需要の更なる獲得を目指し、ガス関連事業の拡大を図る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア