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2017年11月06日

【流 通】ローム ストレスや血管年齢測定に対応するハイスピード脈波センサー開発


ロームは、スマートウォッチやスマートバンドなどのウェアラブル機器に向けて、1024Hz の高速サンプリング化により、ストレス測定や血管年齢測定に対応した光学式脈波センサ「BH1792GLC」を開発した。

「BH1792GLC」は、ロームの脈波センサ第2弾で、低消費電力において業界最小クラスの消費電流0.44mA(脈拍数測定時)を達成したことで、アプリケーションのさらなる長時間駆動に貢献する。また、新たに1024Hz の高速サンプリングにも対応可能となった。従来品と比較して最大で32 倍早く脈波を測定できるようになったため、高速サンプリングを必要とするストレス測定や血管年齢測定など、バイタルセンシング(※1)をサポートする。

なお、同製品は2017 年9月よりサンプル出荷を開始しており、同12月から当面月産50万個の体制で量産を開始する予定となっている。加えて、汎用マイコンボード「Arduino Uno」に接続可能なセンサシールド用の脈波センサ評価ボード「BH1792GLC-EVK-001」も、同年10月からチップワンストップ、ザイコストア(コアスタッフ)、アールエスコンポーネンツの3 社にて、インターネット販売を開始している。

近年、ウェアラブル機器では、健康志向の高まりによる脈拍数の測定だけでなく、見守りや作業者の健康管理のために、ストレス、血管年齢をはじめさまざまなバイタルサイン(※2)を測定したいという要望が高まっている。複雑なバイタルサインを測定するためには、サンプリング周波数を高めて時間単位の測定回数を増やす必要があるが、消費電力が背反事項となり、アプリケーションの駆動時間が短くなるという課題がある。

ロームは、独自の赤外線除去技術と長年培ってきた光学センサについてのノウハウを駆使することで、激しい動きや太陽光など赤外線が強い環境下でも高精度に測定できる低消費電力の脈波センサを開発してきた。今回は、それらの技術に改良を加え、時代が求める高速サンプリングも実現した脈波センサを開発した。

※1 バイタルセンシング
心拍・脈拍・血圧・心電・血中酸素濃度などを各種センサーによって測定する技術

※2 バイタルサイン
生命が維持されていることを示すもの。呼吸・心拍・血圧など。生存徴候

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通