<< 前のエントリ合通のトップページへ次のエントリ >>
2017年08月17日

【環 境】旭化成 ポリカーボネート樹脂原料の新製法を実証プラントで検証


旭化成は、NEDOプロジェクトにおいて自動車や家電などの部品に使用されるポリカーボネート樹脂(PC)原料の新製法(ジアルキルカーボネート法ジフェニルカーボネートプロセス)を同社水島製造所の実証プラントで検証した結果、運転安定性と操作性を確認でき、連続運転1000時間以上を達成した。さらに従来の製造プロセスに比べて、省エネ、CO2排出量削減、安全な原料(CO2)を用いた製造プロセスの実現に成功した。

ポリカーボネート樹脂(PC)は自動車のヘッドライトカバーやパソコンの外装、CDやDVDなどに幅広く使われている。従来のPC製法では、毒性の高いホスゲンを用いて製造されており(ホスゲン界面重合法 ※1)、安全性の課題だけでなく、エネルギー消費量についても課題が残されていた。このような背景のもと、同社はNEDOプロジェクト(※2)において、PCの原料であるジフェニルカーボネート(DPC)の新製法として、ジアルキルカーボネート(DRC)を経由した製造プロセス(ジアルキルカーボネート法ジフェニルカーボネートプロセス、以下、「DRC法DPCプロセス」)の実証プラントを平成27(2015)年から同社水島製造所内に建設し、連続運転により新製法の検証を行った。その結果、連続運転時間は1000時間以上に達し、工業プロセスとしての運転安定性と、その操作性を確認、さらに従来のPC製造プロセスに比べて、省エネ、CO2排出量削減プロセスを実現、毒性ガスであるホスゲンを使用せず、安全な原料(CO2)を用いた安全性の高いPC製造プロセスの実現が可能になった。

※1 ホスゲン界面重合法
ビスフェノールAとホスゲンの重縮合反応を有機溶剤と水の2相で行う重合法

※2 NEDOプロジェクト
平成26年度〜28年度戦略的省エネルギー技術革新プログラム事業/二酸化炭素を原料とする化学品製造プロセスの開発

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| その他官公庁関係の取り組み 【機関別】