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2017年07月28日

【環 境】産業技術総合研究所 燃えるごみの焼却残さから機能性材料製造


産業技術総合研究所(以下「産総研」)触媒化学融合研究センター触媒固定化設計チーム、化学プロセス研究部門化学システムグループは、三井造船と共同で、都市ごみ清掃工場で燃えるごみを処理した際に排出される溶融スラグを原料として高比表面積シリカを製造する技術を開発した。

得られた高比表面積シリカは、各種吸着剤、タイヤや合成ゴムなどの添加剤、触媒担体などさまざまな用途展開が期待できる。この技術により、人々の日々の活動の結果、一般廃棄物として排出された「燃えるごみ」の中に含まれる不燃成分を、簡単な工程で高付加価値材料に変換できる。

今回開発した技術は、これまで用途が限られていた溶融スラグを、高比表面積シリカを基軸とする機能性材料へと変換できるので、今後の高度利用の可能性を拡大できる。また、現在工業的に広く用いられているヒュームドシリカや沈降法シリカなどの高比表面積シリカは、それぞれ四塩化ケイ素やケイ酸ナトリウムといったエネルギーを多く消費する工程で製造される物質を原料としている。それに対して、今回開発した技術では、燃えるごみを処理した際の残さを原料として利用することができるため、機能性材料製造時における省エネルギー化や、二酸化炭素排出削減への貢献が期待できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| その他官公庁関係の取り組み 【機関別】